『ミューズの錯覚』（1970年制作／16mm／モノクロ／20分）　大学卒業制作の短編映画。若い詩人が自殺をする。彼は地獄を彷徨いながらロダンの　地獄門の全ての彫刻が自分であることを発見する。大学側からは悪評。ちなみの悪評　だったもうひとつの作品はチャイ・ラン（現ゴールデンハーベスト社長）の作品。『4W&1H』（1970年制作／16mm／モノクロ／22分）　足に奴隷用の鎖をつけたままハンバーガーを食べながら東京を闊歩するアメリカ女性、　風俗で働く自殺願望の日本女、それに戦争下でおびえるヴェトナム少女（写真）をコ　ラージュした作品。朝日新聞に批評が掲載され,草月会館で上映される。

『チャオチ・VIETNAM』（1995年制作／ビデオ／カラー／22分）　ヴェトナムの現在の姿を様々な角度から写真で構成、20年前恋人を戦争で失ったヴェ　トナム女性が革命戦士になっていく姿を随所にオーバーラップさせて。

[MIRAGE IN BLUE] (2015／監督、シナリオ、撮影／カラー／69分）

19歳の孤児を主軸に、社会からはみ出た人々との交流と挫折に、ランボーの詩句と芥川龍之介の

「蜃気楼」をコラージュさせた映画。